唐突なタイトルだけど、日本という国はどうしてこうまでダメなのだろうか?
もちろん、本当に日本がダメだなんて思っていない。世界最高峰の技術国だと思うし、人の優しさも世界中に自慢できる。
それじゃなにがダメなのか?
簡単に言うと総合力だと思う。
例えば車やコンピュータを例にあげると、製品の品質は間違いなく世界中どこにも負けることがないだろう。それなのに、私には欲しいと思える日本車がないし、欲しいと思えるコンピュータがない。
本当は、日本の技術があればもっと良いモノができるはずなのにと強く思っているのだけど、思ったからといってできるわけもなく、できないことにいらだちさえ感じてしまうのだった。
私がドイツ車に乗っているのもマックを使っているのも、ただ私が実用的だと考えることを実現できている車やコンピュータが日本に存在しないからであって、もし日本に存在しているのだったら迷うことなく日本の製品を選ぶ。
一部分の技術は世界で一番であっても、トータル的な技術が世界で一番かと問われるとやはり疑問に思ってしまう。技術以外のことでも同じであって、世界で一番になれる力を持っているはずなのに、それを活かせないまま二番や三番であったりしているのではないだろうか。
「一番じゃないとダメなんですか?二番じゃダメなんですか?」と言った人がいたが、これだから日本はダメなんだなと思ったのだった。
一番になりたくて必死に頑張ってもなかなかなれない。それが現実なのに、そして将来の国益のために世界で一番になろうと涙ぐましい努力をしているのに、「一番じゃないとダメなんですか?」などと軽く言われたらガッカリもいいところだ。
どんなに優秀な技術や知識などを持っていても一企業がやれることは限られてしまうわけで、それを世界で本当に一番にするには、やはり国レベルでのさまざまな支援が必要になってくる。
企業であれば経営者である社長、国でいえば首相、そういった人たちからの明確な方向性がきちんと示されているとしたら、日本は世界中のどの国にも負けないことだろう。
日本国民の誰にでもわかる明確な方向性が示される日はいつくるのだろうか?
日本のハードウェアは間違いなく世界でトップだ。それを支え、かつ引っ張っていくのはやはりソフトウェアだろう。ここで言うソフトウェアはプログラムのことではない。それくらい書かなくてもわかるか。

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