予定していた『ガリバー旅行記』を見てきました。
かなり酷評されているようですが、私にはとてもおもしろく最初から最後までずっと笑いっぱなしで見終わったあと顎が痛くなったくらいです(笑)
ジャック・ブラック主演の最新コメディ映画ですからジャック・ブラックがどういった役をしてきたのかご存知の人には想像できる内容で、お約束どおりといった感じでしょうか。
イギリスの作家、ジョナサン・スウィフトが1726年に出版したあの有名な「ガリバー旅行記」の現代版映画化であり、コメディでありながら実はかなりきちんと本家ストーリーの大切な部分を生かした作品となっていました。
もちろんコメディでありパロディも満載なのですが、ストーリーとして大切なポイントはきっちり描かれておりちょっと感動モノでした。単純にコメディやパロディとして見ていると見落としてしまうかもしれません。
小人の国リリパットはなんとイギリスのオックスフォードにある世界遺産「Blenheim Palace」で撮影されていたのですね。ちと見覚えのある場所だなと思っていると「そうだぞうだ!」といった感じで思い出しました。にんまり(笑)
この映画、頭をすっからかんにしてコメディやパロディを楽しむのに徹してもいいしそれで充分におもしろいと思います。でも、ジョナサン・スウィフトの「ガリバー旅行記」のストーリーを知っているとか、あちこちに出てくるパロディの元ネタを知っているとさらにおもしろく楽しめるようになっているのですね。
私の場合、知っていることがこれでもかと沢山あって数えきれませんでしたので、DVDで再生停止を繰り返して見てどれだけお楽しみポイントがあったのか数えたいと思うくらいです。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のDVDを持っていて間違い探しのように何度も何度も繰り返して見たのと同じようなことがしたいくらいです。
ぶっちゃけ、ジャック・ブラックのコメディが好きで、コメディやパロディを純粋に楽しめる人や頭の中を空っぽにして笑いたい人には楽しめることでしょう。それに増してジョナサン・スウィフトの「ガリバー旅行記」のストーリーやパロディの元ネタを知っていると私みたいに笑いっぱなしになってしまうくらい楽しい作品です。
注意しておいて欲しいのは、ファンタジックアドベンチャーとして子ども連れで見てしまうと期待外れというか、子どもたちには意味不明なシーンが頻繁に出てくるのでわけわかんないと思います。これは子ども向けの映画ではなく、ジョナサン・スウィフトの「ガリバー旅行記」が大人のための作品であるようにやはり大人向けの映画なのですね。
ジャック・ブラックは大好きですし、私にとっては楽しめる作品だったのと、お楽しみポイントがどれだけあったのかを確認したいのでDVDが発売されたら買います(笑)
そうそう、3Dで見ました。3Dの必要性を感じないという人も多くいらっしゃるようですが、3Dの良さはきちんと表現されていましたよ。ガンガン飛び出してくるのが3Dだと思っていると期待外れといった感じになりますが、それはあくまでも安易な方法であって3Dの良さはそこじゃないんですよね。
この映画を酷評している人たちって、娯楽としての映画を楽しめていないので可哀想だなと思ってしまいました。

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