マスクの正しいつけかた
ずいぶん久しぶりに記事を書いてみます。
というのも、昨日、疲弊した身体で帰り着いてみると、エイプリルフールの悪いジョークかと思うニュースが流れていて呆れてしまったからです。
もう皆さんご存知のとおり、日本の首相が全世帯に布マスクを2枚ずつ日本郵便のシステムを使って配布するというものですね。
このニュースがわたしにとってよほど衝撃的だったのか、首相と同じテーブルについたわたしは、首相に向かって「誰も言わないようなのでハッキリと言わせてもらいますけど、多額の税金を使って全世帯に2枚ずつマスクを配布するより、もっと優先してやるべきことがあるでしょう」と夢の中で徹底的に闘っておりました。
夢の中でどれだけ闘ったのか、それを書いていたらキリがないのでここでは書きませんけど、日本を引っ張っていくべき立場の人間が、なにかと国民の足を引っ張るばかりなのは情けなくて涙さえ出てきます。
さて本題ですが、『新型コロナウイルス感染症対策専門家会議』の状況を見ていても、マスクを正しくつけていない人のなんと多いことかと思うばかりです。副座長の鼻が出てしまう映像を見ていると、いかにマスクを正しくつけられていないかがよくわかります。もちろん、きちんとつけられている人もいらっしゃいました。ただ、専門家会議の出席者でも完璧でないのはやはり残念でなりません。
厚労省のサイトを見てもマスクの正しいつけかたとはほど遠い説明しかありませんし、他のいろんなサイトを見てもなかなか正しいつけかたになっていないところがほとんどですから、一般人でマスクを正しくつけていない人がとんでもなく多いのも納得です。正しくつけられている人の割合は20パーセントあるのでしょうか?
一般的な不織布マスクの正しいつけかたを書いたサイトを探してなんとか見つけたのが下記の二つです。
『クイズとくもり 知っておきたい!マスクの新常識』NHK あさイチ
指導する立場のわたしにとってはこの二つのサイトでも完璧な情報とはなっておらず、つい補足したくなります。職業病でしょうか?(苦笑)
- マスクを正しくつけるには、まず、ひとつめのサイトに書かれているようにしっかり手洗いをすること。
- 次に、マスクの上下表裏をきちんと確認する。メーカーによって紐の取り付けが違うので注意。
- ふたつめのサイトのように鼻に合わせて折る。折るときは指を挟むとより鼻にフィットできる。
- どちらのサイトにもあるように正しくつける。つけたあとは鏡を見てチェックする。
ポイントは鼻に合わせて折る、鏡を見てチェックするということ。完全に二つに折ると鼻筋がフィットしないので、指を挟んで折るのがコツ。これを書かれているサイトはまだ見たことがありません。マスクの袋等に書かれている説明でもここまでは書かれていないようです。
きちんと鼻筋に合わせて折るという手間だけでフィット感は大きく違いますし、ズレ落ちてきて鼻が出てしまうようなこともありません。さらに眼鏡をかけていてもまず曇ることはありません。もし眼鏡が曇るようであればきちんとフィットしていないという判断にもなります。眼鏡が曇らないように工夫したマスクや、上側を少し折り込むと良いという話もありますけど、きちんと鼻に合わせて折っていれば不要です。
ムダに多額の税金を使うより、たったこれだけの情報を全国民に周知することをまずはやって欲しい。
どうしてもマスクを配布するのなら、手洗いの正しいやりかた、マスクの正しいつけかた、その他の注意といった内容を写真や情報サイトのリンクも含めて掲載したモノも一緒に入れておいて欲しいですね。
それにしても、首相がつけていた布マスクは子ども用サイズなのかまったく合っていませんでしたね。まさか、あのサイズを全世帯に送ったりしませんよね?
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